現実のものとなる双方向テレビ賭事(アメリカ)
 

 DISHネットワーク社が3月2日に開始したTVG社の双方向競馬チャンネルを通じて、パリミューチュエル方式の競馬について双方向テレビ賭事が、全国の1000万台のテレビで出来るようになった。これは何年間も期待されながら出来なかったことである。

 このサービスは、契約者がDISHネットワークのリモート・コントロールのボタンを押すと、TVGネットワークの60以上の加盟競馬場に関連した賭事および限定された競馬予想に関する情報にアクセスできるようになるものである。視聴者はこのサービスにアクセスするための追加のハードウェアを必要としない。これはDISHネットワーク社の基本パッケージである「トップ60」に含まれる。パッケージの費用は毎月31.99ドル(約3,500円)である。DISHは隣接のチャンネルで、マグナ・エンタテインメント社の競馬テレビ(HorseRacing TV)サービスも提供する。

 TVGが口座の開設を許可されている12の州の住民のみが双方向のサービスを通じて賭事を行えるが、他の会員の誰もがオッズ、最終出馬表、馬場状態等の情報にはアクセスできる。


[THE BLOOD-HORSE 2005年3月12日「INTERACTIVE WAGERING BECOMES REALITY」他]

 
トラックサイド・ルイビル調教センターにおける
腺疫の競走馬が6頭に減少(アメリカ)
 

 先週ケンタッキー州農業省がトラックサイド・ルイビル(Trackside Louisville)調教センターで行った検査において、49頭の競走馬が急性呼吸器系の病気である腺疫と疑われたが、2回目の検査後には減少して6頭となった。検査の対象となった49頭の中には、調教センターの外れに位置する2厩舎に隔離されていた43頭が含まれていた。

 先週、腺疫に感染した可能性があると診断された競走馬の49頭の内、28頭が陰性、12頭が1回目の検査では陽性、2回目の検査で陰性、6頭が1、2回目とも陽性であり、他3頭の検査結果は水曜日の午後現在まだ分かっていない。

 「この2回目の検査結果は、州農業省から勧告されて調教センターが実行した予防措置に、期待通りの効果があることを示唆するものなので、我々は勇気づけられました」とトラックサイド・ルイビルを所有しているチャーチル・ダウンズ社のスティーブ・セクストン(Steve Sexton)社長は語った。そして「2回目の検査結果で、陽性件数が最初の検査時より減少したことは、我々がこれらの厩舎に対して共同して行った病気を阻止するための努力がこの時点で有効であったということでしょう。我々は今後もこれらの予防的隔離措置を続け、競走馬が我々の施設内でこの病気に晒される危険がないように、出来ることは何でもするという姿勢をホースマン達に保証したいと思います」と続けた。

 腺疫に関して2回とも検査結果が陽性だった6頭の馬は数日間内にトラックサイド・ルイビルを離れるように指示されるだろう。

 現在施設内で隔離されているそれ以外の馬については、全頭とも3回目の検査を受けることになる。


 (訳注)腺疫とは、馬特有の細菌性の急性伝染病で、若齢馬が比較的に罹り易い。症状としては、発熱、咳、鼻汁、下顎リンパの腫脹や化膿等で、まれに重篤な全身症状になる。



[THOROUGHBRED TIMES 他 2005年3月23日 「Strangles cases at Trackside Louisville decline to six horses」他]

 
メルボルンカップの総賞金が400万ドルに上昇(オーストラリア)
 

 ビクトリア・レーシング・クラブは、メルボルンカップ競走(豪GT)の総賞金を10.9%上げて、2004年の約360万ドル(約3億9,600万円)から2005年に400万ドル(約4億4,000万円)とし、ブリーダーズ・カップ・クラッシック(米GT)と同額とした。

 同競走は、距離3200mのハンディキャップ競走で、フレミントン競馬場に於いて11月の第1火曜日に行なわれ、今年については、11月1日で、優勝馬は約240万ドル(約2億6,400万円)を受け取ることとなる。

 賞金の引き上げは、メルボルンカップ競走にとって「豪州に於ける、かってない名声と価値をもたらす」とビクトリア・レーシング・クラブは声明の中で、発表している。

 総賞金600万ドル(6億6,000万円)のドバイ・ワールド・カップ(アラブ首長国連邦GT)が、世界一の高賞金のサラブレッド競走である。


〔Thoroughbred Times.com 2005年3月23日「Melbourne Cup purse raised to $4-million」〕

 
黒鹿毛と栗毛から白毛の産駒誕生(アメリカ)
 

 レキシントンのロスト・クリーク・ファーム(Lost Creek Farm)を所有するマイク&ナンシー・マッツオーニ(Mike and Nancy Mazzoni)夫妻は、2月17日、彼らがその4日前に24,000ドル(約264万円)で購入したトラストエヌラック(Trust N Luck)の仔を孕んだ牝馬ディーブランド(Deebrand)から白毛のサラブレッド産駒が誕生し、その事実に驚愕した。

 ナンシー・マッツオーニ女史は「白い前肢が出てきた時、大変驚きました。彼女の経過は大変良い状態です。彼女の誕生は自然のいたずらでしょうか」と話した。

 登録制度が確立してからジョッキークラブが登録した白毛のサラブレッドは、1999年以前では9頭のみであったが、2004年の出産シーズン前までに、25頭の白毛のサラブレッドが登録された。


[THOROUGHBRED TIMES.com 2005年3月8日「Kentucky mare produces white Trust N Luck foal, breeder claims」]